安価なカメラ用スタンドで撮影環境アップ【SLIK GX-N】

安価なカメラ用スタンドで撮影環境アップ【SLIK GX-N】

僕は新しいことを始めるときに必要なツールは、なるべく安いものから手を出すのが好きです。

MacBookはAir、iPhoneはSE、コーヒーグッズもまた然り。とりあえず安いものを使ってみると、段々と自分に必要な機能とかスペックというものがわかってきます。そして今度はそれにフィットした商品にグレードアップする。これには色々とメリットがあったりなかったりします。

  1. 最初は安く済ませられるのでチャレンジのハードルが低い。
  2. 安いものを使っていたときの経験がノウハウになる。
  3. 挫折したときのダメージ(損切り)を少なくする。

今回僕が購入したのも、そういったスタートアップ的なアイテムで、カメラ用のスタンドポッドというものです。SLIK GX-N(僕のはGXというものかもしれない…仕様はほぼ変わらない模様)

今までどうやって室内撮影していた?

僕はコーヒーのハンドドリップやお菓子作り、DIYなどなど室内でカメラを固定して撮影することがよくあります。

今まではカメラ用の固定アイテムを一切持っていなかったので、マイクスタンドにスマートフォンを取り付けて撮影していました。昔ZOOMのQ3というライブ用のカメラを持っていたのですが、その付属品にマイクスタンドに固定できるよう、ホルダーに取り付けられるグリップがあったのです。Q3自体は使わなくなって手放したんだけど、グリップだけは偶然残ってたので使っていました。しかし当然ながら、本来とは違う役割のマイクスタンドだけに、撮影時に操作しやすいとはとても言えません。

Q3ホルダー
ZOOM Q3マイクスタンド用のグリップ

 

Q3ホルダー
グリップはマイクホルダーに付けて、更にネジにスマホホルダーをつける

操作しにくい要因としての1つは、高さ調整がしにくいこと。マイクスタンドはグリップのネジを回して緩めることで高さ調整をすることが出来ますが、ライブパフォーマンスに耐えられるよう結構がっちり固定されます。なのでとっさに高さ調整をすることが出来ない。

2つ目は、首の角度が調整しにくい。マイクホルダーの角度を変えれば、そのままスマホホルダーの角度も変わりますが、持ち手が無いのでとっさに調整するのが難しい。また、マイクホルダーからグリップが緩みやすくすぐゆるゆるの固定になります。まあこれ、マイクを固定しているときと全く同じ悩みなんですけど…。そんなこんなで、そろそろカメラ用のスタンドがほしいと思っていたところです。

早速使ってみた感想

専用スタンドを買ってよかった点

果たして専用スタンドに変えてよかった点は?というより、上記のマイクスタンドによる即席撮影スタンドの弱点を克服できたのでしょうか。

高さ調整がラクになった

これは改善すればラッキーくらいに思っていたのですが、思いのほか作業がラクになりました。クリップをパチっとやればスルスルと高さを変えられるので、撮影中に気軽にアングルを変えることが出来ます。今までは意外と苦労してたんだなって…。

SLIK スタンドポッド
クリップパチっですぐに高さが動く

角度調整がラクになった

高さ調整だけでなく角度調整もラクに。雲台にはハンドルが付いているので、ここを握ってスムーズに首の角度を変えられます。また、ハンドルを握って首を左右に振るのもラクになりました。ただし、首の固定ネジを予め少し緩めに設定しておく必要はあります。

SLIK スタンドポッド
ハンドルがあるだけで雲泥の差。雲台だけにね☆

おまけにスマートフォンのつけ外しもラクになった

これはちょっと自分でも忘れていたことなのですが、マイクスタンドからスマートフォンをつけ外ししようと思うと、マイクホルダーからグリップが外れちゃうのが地味にストレスでした。今回は雲台にスマホホルダーがきちっと固定されるのでその心配はなし。これ地味に一番うれしいことだったかもしれない。まあ僕と同じようにマイクスタンドが家にちょうどあって、マイクホルダーが外れやすいのが悩みでした、なんて人はまずいないと思うのだけれど。

気になった点

今回初めてまともなカメラ用スタンドを買ってみて、今のところ気になった点が1つだけあったので記しておきます。使い慣れたときに他の悩みがでてきたりすることもあるかもだけど。

クッソ揺れる

SLIK GX-Nは「一脚」と「ミニ三脚」、そして「雲台」が合体してセットになっている商品、という解釈でいいのかな。頭が「雲台」、真ん中の棒が「一脚」、脚部のスタンドが「ミニ三脚」、それぞれバラして各アイテムとして使用することもできるようです。んで、普通のカメラ用三脚と違ってこのスタンドは揺れに弱そうです。正確に言うと、揺れたときに揺れがおさまりづらい(いつまでも揺れ続ける)という問題がありました。

近くを歩くと床のきしみに合わせてスタンドが揺れて、その揺れが結構長い間続きます。真ん中が長い棒でできている仕様上しょうがないと思いますが、もし高級なタイプなら揺れづらい、ということであれば、次はそういったスタンドの購入を検討したいところ。ものすごく非常識な揺れ方をするわけでは無いので、動画編集で揺れを抑えてあげれば今のところ大丈夫。

SLIK スタンドポッド
こういうアングルをよく撮ります。

今回は新しいアイテムを買った勢いで、商品レビューみたいな記事をカンタンに作ってみました。みなさんの中にももしかしたら、ブログのための写真を撮りたいとか、動画を撮影してみたいという人もいるかも知れません。これからスタートする人であれば、このSLIK スタンドポッドシリーズ、おすすめです。

締めの言葉なのに文章が稚拙過ぎて締まらねえな(´・ω・`)