スローライフな生活を目指して~働きすぎをやめました~

スローライフな生活を目指して~働きすぎをやめました~

よりスローに、より自由に。

忙しない現代だからこそスローライフな提案をしていきたいと思っています。そんなスローライフな生活について今後語っていければと思います。今回はそもそもなぜ僕がスローライフな生活を目指すようになったのかという話です。

フルタイムの仕事から離れてみた

僕は現在週2で仕事をしています。週休2日ではなく、2日出勤なのです。

「少なっ!!」

って思いますよね。僕も思います。どうしてフルタイムではなくパートタイムなのかというと、副業とのWワークを目指すことと、人生におけるお試しの意味があります。週2日勤務ということは、残り5日がフリーになるということです。このフリーの時間に何ができて、どんな行動につながっていくのか試してみたかったのです。

パートタイムの仕事は土日2日の勤務で、月4週あるとすると8日間くらいになります。もちろんこれだけでは、最低限の収入しか確保できないので、残りの時間で副収入を目指していきたいというわけです。まだ今はのんびりブログを書きながら可能性を探っている段階で、まだ時間はかかりますけどね。実際の生活は、やはり自分の好きなことをじっくり考える時間もあって、何か新しいことを始めるにしても、フルタイムのときよりハードルが低いと感じます。何より、普通より働く時間が少ない分意識が凝縮されるので、パートタイムの仕事にも己のスキルを全力投球していきます。なので、本業も食いつなぐためだけではなく、単純に充実していて楽しくなります。

以前の仕事はこんなだった

現在は週2で仕事をしています。と言いました。

つまり以前はフルタイムの仕事をしていたのです。大学を出て就職してから、6年ほど正社員で働いていました。その時代は特にですが、フルタイムと言っても、週5×8時間で仕事が終わるわけはありませんでした。僕は現場仕事でしたが、プラント設備が壊れたら緊急出動するため、自分で仕事量と時間をコントロールすることも難しい職場でした。設備が壊れたまま放置もできないので、ただでさえ忙しいところにまた仕事が舞い込んできます。当然、残業も遅くまですることになって、休日に現場が入ることもあります。当時は、朝6時に起きたら出勤、夜11時頃に帰ってきてもう寝る時間、なんてこともザラにありました。

休日は次の仕事までのかりそめの時間って感じ。夕方まで寝てしまうこともあれば、なんとか楽しみを見出そうと飲みに行ったり、趣味の音楽に没頭しようとしますが、常に明日の死刑を待つ囚人のようでした(笑)。とはいっても仕事自体にやりがいはありました。現場の段取りをしっかりと考えて、計画通り進めたときなんかは最高です。緊急の工事も、持ち前の冷静さ(があるらしい)を活かして淡々と進められることもありました。しかし、そんなスタイルは長くは続きませんでした(続いたほうかも)。

長期間のうつ病を乗り越えて

自分の健康を顧みず、しんどい体と精神をごまかして働いた代償はきっちりやってきました。ある日突然体が動かなくなって、一切の行動ができなくなりました。病院での診断結果は「うつ状態」です。結構びっくりしました。もともとものぐさで動かない方ではありましたが、病気になったときは布団から出られず指一本動かすのも大変な苦労に思えたんです。うつ病は脳内の物質が伝達されなくなって動くための気力が無くなるって話ですが、本当に電池の切れた機械のように体が動きませんでした。今考えても恐ろしい状態です。一人暮らしだったから食事もできず死んでもおかしくありませんでしたからね。

幸い、病院に行くことはできて、担当の先生の指示で徐々に回復しました。「あなたは今こういう症状で、休んで薬を飲むことでだんだん良くなります。」といった具合にわかりやすく指示してくれて、おかげで安心して指示通り療養することができました。

長時間労働から短時間労働へ

1年以上かかってうつ状態が治りましたが、残念ながら元の会社で勤務するまでには回復しませんでした。

そこで一度実家のある札幌に戻って再就職を探したのですが、そのときふと目に入ったのが、週末のみ稼働の仕事でした。今の職種は店頭での販売員です。パートタイムと表現しましたが、正確には派遣社員の分類です。うつ病から治りかけていた頃、自由に動ける時間が増えていました。

その時、「人は自由な時間があることが、高収入以上の財産になるかもしれない」と思い始めていました。そこでそんな求人を見たものですから、早速初めてみることにしました。出勤が少ないだけではなく、残業もほぼ無いので、自分の生活のリズムをしっかりと作ることができました。今では健康的な生活も意識して、勉強したりする習慣も身についてきています。ただ、時間があるとそれなりにのんびりしてしまうのが人間で、最近ようやっとWワークでやりたいことが見えてきたくらいの進捗ですが…。

正社員をやめてわかったこと

正社員をやめて今の生活スタイルになってから、わかってきたことがあります。それは

  • 周りと同じかどうかではなく、自分に合った生活(仕事)をする
  • ライフスタイルは、人それぞれ違って良い
  • 自分の価値観は自分で決める

周りと同じかどうかではなく、自分に合った生活(仕事)をする

正社員時代は、自分が長時間労働で疲れているにも関わらず、周りの様子を見ていました。

「先輩も同じ時間働いてるんだし自分もいけるはず!」

「自分が仕事を断っても、周りの人がその仕事をさせられるだけ」

と、周りにばかり合わせて仕事していました。でもその結果、体調を崩したり、体を痛めたりして、稼いだ収入を病院代に使っていました。症状が重くなって休むことになって、結局誰かに仕事を変わってもらうことになってしまいますしね。自分の体力にあった仕事量以上をしないことも大事だと思いました。とはいえ正社員時代はひとりひとりの負担が大きすぎたので、僕は職自体を変えることにしましたが。

ライフスタイルは、人それぞれ違って良い

これまたわかっているつもりでも、つい大勢と比べて自分のライフスタイルを決めてしまいがちですよね。

でもそもそも自分が見ている「大勢」って、誰なんだ?っていう話でもあります。それよりは、「自分はこんな生活がしたい」と思ったら、それに向かってライフスタイルを組み立てていけばいいのではないかと感じるようになってきました。僕は「健康」で、「自由」な環境の中で「ゆっくり」と生きていたいと思います。そこから金銭面との両立を目指していけばいいだけですね。

自分の価値観は自分で決める

僕のような生活をしていると周りからは、

「もっと普通に働かなくちゃ」

「地に足ついたことをするべきだ」

といった声が聞こえてきそうです。ですが週5日以上、1日8時間以上の長時間労働をしている人々。その上で飛び込み営業だの医療だの介護だの内容まで大変な仕事をしている人々。僕から言わせてもらえば、世の中で普通と言われるような人の方が、よっぽど実現不可能な非凡な人生を送っているように見えます。偏見的ですみませんが。

しかもその上結婚して子供まで育てて、家庭の事まで考えながら生きているのですから。そう考えるとサラリーマンってかなり才能がある人だと思いません?つまり人と同じ価値観で生きても、自分の価値観に合っていなければ全く何の役にも立たないということです。それよりは、「今の自分」を見つめて、今の人生において必要なもの、欲しい物を構築していくことが大切だと思っています。

もちろん今後も周りの環境や、ライフスタイルの変化で、急にフルタイムの仕事を始めたりなんてこともありえます。ですが、何のためにその仕事を選ぶのか、何のためにライフスタイルを構築するのか。そういった事を考えながら生きていくことはこれからも大切にしていきたいです。