資産運用の1つの答え?〜世界のエリート投資家は何を考えているのか【読書感想】〜

資産運用の1つの答え?〜世界のエリート投資家は何を考えているのか【読書感想】〜

みなさん資産運用は始めていますか?

僕は2年前くらいからiDeCoを使って積立投資を始めています。世間ではまだまだ資産運用の考えは浸透していないでしょうし、「へえ、若いのに関心だなぁ!」なんて言ってくれる人もいるかもしれません。ただ、僕が運用に踏み切れたのはひとえに、一般人でもできる投資手法を見つけたからです。若くもありません(笑)。

自分だけで運用方法を考えてみても、いまいち不安で実践するかどうかずっと迷ったままだったかもしれません。そんな僕の人生を変えたと言ってもいい資産運用に関する本の中で、一番むずかしいけど一番勉強になった「世界のエリート投資家は何を考えているのか」を紹介します。

「世界のエリート投資家は何を考えているのか」はどんな著書?

資産運用の応用編

この著書を一言で説明するなら、僕は資産運用の応用編の話だよ、って答えます。

本当は基礎的な部分なんですが、一般人からしたら応用編です。この本を読むと、例えば株式投資のリスクと利益の関係や、同じ株式投資でも、アクティブファンド(プロが投資先を選んで運用する投資信託)とパッシブファンド(インデックスなど)の違いなどがわかってきます。投資というものは詐欺みたいな商品や、アホみたいに手数料が高い商品など、およそ真面目に資産運用する気があるとは思えないものもたくさんあります。そんな中でどんなものを選べばよいのかについて詳細に書かれています。

正直、読むのにめっちゃ時間がかかります汗。専門用語を調べながらだし、解説していることを自分の頭に落とし込むのに苦労するし…。投資の勉強をほぼしたことがない人にはかなり難しい本だと言えます。

お金と投資との付き合い方について勉強できる

資産運用の応用編とはいっても、そもそもお金との上手な付き合いかた、投資をするにあたっての心構えというか、メンタルセットから参考になる記述がたくさんあります。

それはもう多岐にわたるアドバイスで、ここでどれを具体的に取り上げるとかできないくらい(笑)。こんな感想文を学校の先生に提出したら怒られそうですが、僕がここで下手に引用して解説して、それがこの本のすべてだと思ってほしくないんですよ。人生の悩みの大半はお金のことです。なので、この本を読んだ人にはぜひ自分にとって一番役に立つ知識を吸収してほしいところです。

ミアン・サミ氏の著書の原典

以前僕が紹介したことがある、ミアン・サミ氏著「毎月5000円で自動的にお金が増える方法」。

毎月の予算から、一定額を天引きして資産運用にまわす方法が書かれた著書ですが、その中で紹介された資産運用方法のベースになっているのが、「レイ・ダリオの投資黄金律」と呼ばれる方法で、「世界のエリート投資家は何を考えているのか」の中で紹介されている手法です。実は、僕は「毎月5000円で自動的にお金が増える方法」の参考文献から「世界のエリート投資家は何を考えているのか」という本に出会いました。

レイ・ダリオ氏の投資黄金律と呼ばれるものは、経済がどんな状況でも最小限の損失と最大限の利益で運用できるという資産配分のことです。ミアンサミ氏の著書は日本に合わせてより具体的なおすすめ商品を組み立ててくれているので、こちらのほうが参考にしやすいです。しかし、原典の元ネタを知ることによってさらに理解を深めることができます。「とりあえず方法論さえわかれば真似できるから平気さ!」って人は多分ミアンサミ氏の著書を読めば大丈夫。僕のように理論がわかって初めて自分でその方法を使えるようになるタイプの人は原典である本著も読んだほうがいいでしょう。

僕がこの著書で参考にしたノウハウ

ここから、僕が資産運用をiDeCoで実践するにあたって参考にしたノウハウを紹介します。

この著書って参考になる知識がありすぎるのと、様々な手法が書かれていて、人によって参考にする部分が違うと思います。なので、僕はこの考えがしっくり来たよ!ってものを中心に紹介。

投資資金は支出のあまりではなく作り出す

投資や貯金にあたってまず直面する問題が、どうやって資金を捻出するのかってお話。

結論から言えば、毎月の収入から自動天引きされるようにすること。特にお子さんのいる家庭とかだったら、月々の家計を黒字にするだけでも大変ですよね。でも最初から天引きされるようにしておいて、残った収入の中で生活してしまえば、意外となんとかなるもの。騙されたと思って試してみてほしいです。

確定拠出年金で試すと60歳まで引き出せなくなるので、まずは貯金からでいいですから。もちろん首がまわらなくなるような金額を天引きしなくていいですよ。僕だって現段階では月1万円でiDeCoを運用してるだけですし。

パッシブ運用系しか勝たん

投資信託するからといって、「アクティブファンド」系の商品を使うことは、少なくとも今はしていません。

「アクティブファンド」はプロが成長する株などを選んで投資して、利益の一部を手数料として払うものがほとんどです。しかしながら、株式市場というのものは、残念ながらプロが運用しても長期的に安定して利益を出し続けられるファンドはほとんどありません。ほぼ9割のアクティブファンドが、インデックスファンドのような、市場株価連動のパッシブ運用に勝てないのだそう。

インデックスファンドというのは、カンタンにいうと全社の株を買ってずっと持っておく、という運用方法です。例えば、日経平均は東証一部上場企業のなかの225社(だっけ?)を対象に株価の平均を出しています。日経平均のインデックスファンドは、この225社のすべての株を均等に買ってホールドしているのです(多分)。

そうすると、インデックスファンドは日経平均の伸びに依存するのですが、それでも下手にアクティブ運用をするより利益が出ることになります。僕は株式も国債もインデックス運用の会社のみ選んで投資しています。

安全かつ確実に運用できる方法論

そして、ここからは僕も実際に用いている、資産を安全に運用できるような手法を紹介します。大きく分けて以下の3つに分類できます。

  • ドルコスト平均法
  • 資産配分方法
  • リバランス

・ドルコスト平均法

いきなり難しそうな言葉が出てきましたが、やることは極めてカンタン!毎月1万円を天引きしてiDeCoに入れていると言いましたが、コレです。…コレ。

例えば株を100万円とか一気にドーンと買ったとしますよね。そしたら、買った時期より上がるか下がるかってわかります?もっといえば、買ったときに比べて自分が株を売りたいときが上がってるか下がってるか、わかります?僕はムリ(´・ω・`)つまり一気に商品を買ったとしたら、その後思いっきり上がる可能性もあれば、思いっきり下がる危険もあるわけです。

ところが積立投資をしていると、毎月少しずつ買うことになるので、上がり下がりのリスクを分散できます。それどころか、株価が下がったときに買った株は、同じ金額で買うなら買う口数が増えることになるので、株価が下がっているときはお買い得なんです。特にインデックスファンドは何百っていう株を分散して買っているのですから、倒産して株券が紙くずになるリスクも分散されていて良いですね。

そんなわけで、積立投資をすることによって自動的にリスク分散ができるようになる、と覚えておいてください。

・資産配分方法(レイ・ダリオの投資黄金律)

毎月1万円で、株のインデックスのみ買っているのではありません。株、債券、金などを一定のパーセンテージで買っています。こういうのを資産配分(アセットバランス)なんて言ったりします。僕の具体例でいうと、

  • 先進国国債 55%
  • 米国株式(ダウ) 30%
  • 金 10%
  • 複合資産運用 5%

ってな具合。最後の5%だけ適当な商品にしていますが、本当はSBI証券の取り扱い商品に「商品取引」があればそれにしたいところ。でもまあ15%金でもいいような気がするけど…。なんせ勉強したての頃に組んだアセットバランスなので、今見てみると疑問に思うことも多少ありますが、意外としっかり考えて組まれているなと我ながら感心します。

で、なんでこんな割合で投資するのかというと、コレこそが「レイ・ダリオの投資黄金律」です。これは、株価が下がるときには金や債券が上がるとか、株も債券も下がるときは金や商品取引が上がるとか、市場の値動きに対するバランスを取るものです。そうすることで、損失を最小限に抑えて、安全に最大限の利益を狙う意図があります(厳密に言うと各相場に相関関係はありません)。

このアセットバランスはレイ・ダリオ氏の提唱そのままではなく、ミアン・サミ氏の本のバランスを参考にしています。そのほうがSBI証券の取り扱い商品に合わせやすいしわかりやすいので。これは必ずこうしたほうが良いとは僕からは言いません。ただ、投資で大事なのは大きな利益を出すことより、大きな損失を出さないことが大切だと思っています。

実際、コロナが流行ったばかりの頃、世界の株価がめちゃくちゃ下がっていた頃にも、一時的に10%ほどのマイナスが出ていた程度で、その後すぐに持ち直してしまいました。株価はくっそ下がってたけど、金がものすごい勢いで支えていました(笑)。2019年の12月から運用していて、2020年度はじめにはコロナ禍だったんでかなり覚悟していたんですけど。なので、確実に運用できる方法はある?って友達とかに聞かれたら、こんなのがあるよってオススメはするかなって感じですね。リスクを取りたいか確実にやりたいかで話は変わってきますが。

・リバランス

で最後に、半年か1年に1回くらいは、自分の指定したアセットバランスになっているか確認して、リバランスを行うといいです。

最初アセットバランスを組んでも、運用しているうちに資産の割合が変わっていきますよね。例えば株と債券を50:50で買ったとして、1年後に見たら40:60になっているとか。そうしたら、もとの割合に戻すために、一時的に掛け金のバランスを変えて、総資産がもとの割合に戻るように調整してあげましょう。そうすることで、本来のリスク:利益のバランスに戻すことができます。

とはいっても、僕はまだリバランスをしたことがないんですよ。もともと積立投資で毎月課金していて、しかも今は市場が安定気味なもんだから、リバランスしなくてもだいたいいい感じになっています。でも今後10%単位くらいでバランスがズレたら調整していきます。

 

僕が読んだ本も、それを参考に組み立てた僕の資産運用方法も、膨大な手法のうちの1つに過ぎず、手法に正解なんてありません。しかしながら、分の悪い掛けなどせずに、少しずつ確実に利益を積み重ねる運用をしたい人なら、本著をおすすめしたいと思います。この本を同じように読んでも、人によって導き出す答えが違うと思うので楽しみです。

※ちなみに僕の手法や感想は個人の意見なので、資産運用などに関する責任は一切負いませんのでもちろん自己責任でよろしくです。