僕がコーヒー生豆のオーブン焙煎を続ける3つの理由

僕がコーヒー生豆のオーブン焙煎を続ける3つの理由

以前の記事でも触れたのですが、僕はコーヒー生豆を焙煎するにあたって、一般的なオーブントースターを使っています。

本来なら本格的な自家焙煎に近い器具を使うべきかもしれませんが、理由は3つあります。それは

  1. 安全性が高く取り扱いやすい
  2. 焙煎の様子が見やすく研究しやすい
  3. そもそも理想の焙煎機と思えるものがない

ということです。

オーブンは安全性が高く取り扱いやすい

コーヒー焙煎後

焙煎にオーブンを使う1つ目の理由に安全性と取り扱いやすさがあります。

家庭用焙煎機でおそらく一番オーソドックスなものといえば、コンロの上に置く直火式の手回し焙煎機です。正直、これが一番家庭での焙煎の答えに近い形では無いかと考えていますが、まだイマイチ買う決心がつきません。確かに焼きムラは最小限に出来て、直火の良さも引き出せるかと思います。ただ僕が個人的な懸念材料として、

  • 取り扱いが大変で、やけどもしやすそう
  • チャフが周囲に飛びすぎるのでは
  • 金属メッシュなので、中の豆の色が見えにくそう

といったことがあります。特に、色が見えにくかったら僕のウデでは最適な終了タイミングが掴めなさそうなので、どうにもまだ理想の購入対象がありません。ひきかえオーブンだと、窓からしっかり焼き色が見えてタイミングを見極めやすくなります。また、トレイに豆もチャフも残っているので、後で角ザルでふるってあげるだけで焙煎中のチャフの舞い散りが気になりません。

焙煎時の色や変化が逐一観察できる

オーブン焙煎

すでに前章で軽く触れてしまいましたが、2つ目の理由が”焙煎時の色と変化が見える”という点です。

焙煎機も手動や電気式に限らず、ガラスタイプのものもありますが、オーブンで動かさず静かに焼いているので特に変化がわかりやすくなります。これはまだまだ焙煎を初めて日が浅い僕にとっては嬉しいことで、焙煎度と味のバランスを勉強するのにももってこいでした。自分の狙っている焙煎度に対し、その色になったと思ったらすぐにオーブンを止めて、出して冷やすことが出来ます。また、自分の理想だと思う焙煎度のときにかかった時間を覚えておけば、次はタイマーをそこにあわせてある程度自動化することも可能です。

理想の焙煎機を探す旅は続いている

焙煎の道具
オーブン焙煎の道具。正直網の荒い角ザルが一番優秀な道具。

試してもいないのに言うのもなんですが、正直「これが欲しい」と思える焙煎機をまだ探し出すことが出来ていません。

手回し焙煎機でもいいですが、どうせならテストスプーンが入るようになっていてほしいな〜、とか。電気式もどうせならもっと自分でコントロールできるようになっててほしいな〜とか。もちろん理想を言えばキリがないので、どこかで妥協点は見つけるのですが、現状はお金をかけてまで欲しい物があるかといわれるとウ~ン…。

そうなると、取り扱いやすくてある程度自分のやりたい焙煎プロファイルでできる、オーブンにいまのところ落ち着いてしまいます。多少焼きムラができやすいですが、遠赤外線による直火式で味もなかなか良いのでは無いかなと思っています。できれば同じ豆を、業者が焙煎したのとオーブンで焙煎したのと比べられればベターですけどね。

やはりいつかは焙煎機がほしいというジレンマ

とはいえ、やはり本格的な焙煎器具には憧れます(笑)

特にいま一番解決したいのはやはりいかに焼きムラを少なくするかで、これを専用の焙煎機に期待しているわけです。市販のコーヒー豆にも、ある程度の焼きムラはあるので限界はもちろんあるのでしょうが、どうせ専用器具を使うなら少ないほうがいいですよね。コーヒー焙煎についても書籍を見たことはありますが、セミナーなどには言ったことが無いので今後はやはりどこかで1から習ってみたいですね。