首掛けワイヤレスイヤフォンのガサガサノイズは改善しません
- 2022.01.28
- ガジェット
イヤホンの「タッチノイズ」というものをご存知で?
ガサガサッ!ザザザッ!ザリッ! ザッーーーー!!!っていうノイズがイヤホンに乗る現象です。これには改善法があるのですが、お使いの機種によってできないものがあります。というかぼくの使っている機種だった。そんなこんなで僕の持っている首掛け式Bluetoothイヤホンのノイズを消すために奮闘したぼくの記録を参考までにご覧ください。
首掛け式Bluetoothイヤホン audio-technica ATH-ANC400BT
オーディオテクニカのアクティブノイズキャンセリング付き、apt X対応、首掛け式イヤホンです。当初選んだ理由としては、
- apt X(品質がいいBluetoothの規格)対応
- アクティブノイズキャンセリング
- マイク付き
ってことで家でも外でも便利に使っていたイヤホンです。ただ、最近このイヤホンで得られる恩恵が少なくなっちゃったんですよね。
外に持ち歩かなくなった
家でも外でも便利、とは言いましたが最近外に持っていかなくなったんですよね。
持っていけば便利と言えば便利なんですが、最近はコロナの影響でバスや地下鉄に乗っても人が少なめでした。なので、そもそも周りがそんなにうるさくないんですよね。もともとあまり荷物を持っていきたくない性分なので、どうしても他のアイテムより後回しになりますね。
apt Xは大体のPC、スマホに非搭載
apt Xは品質が良くなるBluetoothの規格で、イヤホンのいいやつにはよく搭載されているのですが、肝心のハード側にはほぼ標準搭載はありません。
以前はラディウスのapt X LLまで対応のBluetoothレシーバーをデスクトップに挿して使っていました。このレシーバーはドライバー不要で、どのハードでも動くという点は良いです。しかし、このレシーバーがオンである限り、ペアリングしたイヤホンは最優先でこのレシーバーにつながるんです。これが何を意味するかというと、せっかくイヤホンにマルチペアリングやマルチポイント機能があっても意味がないということです。
ので、今MacBookやニンテンドーSwitchにはレシーバーを介さずそのままペアリングするようにしていて、apt Xの規格は使えていません。そもそも、高品質なのはいいけど、音声のタイムラグでいうなら、apt X LLでもない限りBluetooth5.0とたいして変わらないのであんまし意味なかったですね。
ガサガサとタッチノイズが乗る
そして最近特に気になりはじめたのがこれ。ノイズ問題です。
買ったばかりの頃はそんなにひどくなかったような気がするんだけど、ノイズが乗る頻度が上がっているのかな。もともとイヤホンってものはケーブルに触れたりするとガサガサ言ったりすることがあるようです。ぼくはBluetoothの首掛け式でしかなったことないけど。オーディオテクニカの前に使っていた首掛け式Bluetoothも同じ症状があったはず。アクティブノイズキャンセリングで静かな環境を確保するはずなのに、クソデカノイズが乗っちゃ意味ないですね。
タッチノイズの改善方法はあるのか?
結論からいうと、少なくともぼくの使っている機種はタッチノイズ問題を改善できませんでした。一応、このタッチノイズというのはカナル型イヤホンの共通の悩みらしく、ノイズをなくす方法自体はあります。
ケーブルを耳に掛ける「SHURE掛け」で解決
ノイズをなくす方法はただ一つ、ケーブルを耳に掛けて、上からイヤホンを装着するやり方です。
ケーブルがいったん耳に触っていることで、衣服などに触れているケーブル部分から来るノイズを消せるみたい。この方法はSHUREというメーカーが作っているイヤホンの掛け方に由来するものらしいです。SHUREといえばライブハウスに必ずあるマイクを思い出しますね。んで、実際ぼくもやってみたら、ウソのようにノイズがなくなりました!
しかしこの手法はぼくのイヤホンでは使えません。なぜなら、ケーブルが短すぎて、耳に掛けたら首に掛けている本体が空中に浮くことになるからです。もともと耳掛けを前提に作っていないということですね( ;∀;)てなわけでタッチノイズが乗らないよう悪あがきはしてみましたがダメでした。
ケーブルプロテクターを巻いても改善せず
ケーブルプロテクターといって、ケーブルに巻いてケーブルを保護するアイテムがあります。
これを巻いたらケーブルに触らなくなって、タッチノイズも無くなるんじゃないかと思って試してみました。最初は、「どうせ根本の部分が服にでも触れてるんだべ」と思って、ちょっと太めのプロテクターを本体側根元に装着。
が、ダメ!
んで、「ケーブル全体を覆ってしまえばなんとかなるのでは?」と、今度は細くて長ーいタイプのものを買ってきました。結果はまさかの全滅(´・ω・`)結論、イヤホンのタッチノイズはケーブルコネクターを巻いたくらいじゃ消えないということになりました。ふざけやがって
今回のイヤホンから学んだことと購入時の対策
ぼくの経験を踏まえて、今後僕がイヤホンやヘッドホンを購入するときに注意するであろう点や、みんなも気をつけた方がいいと思う点について書き記しておこうかと思います。未来のぼくがちゃんとこの記事を読み返すことを願って。
SHURE掛けができるタイプを選択する
そもそも今回これだけ苦労したのは、前述した耳に巻いてからはめるSHURE掛けができないからでした。
SHURE掛けができれば、ノイズなんてほぼ発生しませんでしたから、首掛け式の機種を選ぶときはケーブルの長さが十分か確認するということが重要になります。店頭で試せるなら試してみて、耳にケーブルを掛けても本体が肩から浮いた状態にならないか確かめるといいでしょう。あと少し首や肩を動かしてみて、ケーブルの長さに余裕があるかどうか確認してみましょう。
もともと耳に掛けるために、フックみたいな形をしたフレームがあれば上等です。メガネを掛けている人は、耳にメガネとケーブル(とマスク)がかかっていても痛くならないか心配なので、ちょっとでも負担があるならやめたほうがいい気がします。それでも、ヘッドホンタイプよりはメガネonでも負担が少ないでしょうけど。
家だけで使うならヘッドホンタイプにする
ぼくが選ぶとしたら、もし家で使う専用にするならヘッドホンタイプも考えるかもしれません。
タッチノイズというのはほぼカナル型イヤホン特有の問題のようでして、特に露出したケーブルがほとんどないヘッドホンタイプならノイズが限りなくゼロに近いでしょう。ぼくにとってヘッドホンタイプの問題点は、携帯しにくいこととメガネのフレームに頭を圧迫されることです。家で使うだけでかつ、締め付けの柔らかいものなら長時間使用しなければイケるかもしれません。蒸れないように、装着面がペタペタしないものだったらなお良いですけど…、長く使ってみないとこの辺の判断は難しいですね。
外で使うならフルワイヤレスイヤホンにする
フルワイヤレスイヤホンなら、そもそもノイズが乗るケーブルがないですから、これもタッチノイズからは少なくとも解放されるでしょう。
イヤーピースが2つに分かれているだけに、電波干渉によるノイズがないかどうかは不安ですが…。ただ、出かけ先はいいけど家で半日ほど付けている場合を考えると、バッテリーの持ちが心配ですね。あとはどこかに落としてきてなくなる可能性も視野に入れなければ。
こうやって考えると、どれも一長一短ありそうで、なかなか判断に迷うところですね。まあだからガジェット選びは楽しいんですけど(*´ω`*)ぼくはガジェットにしても家電にしても実際に手に入れてみて経験を得るということを大事にしています。「こんなアイテムならこういう恩恵が受けられる」という仮説を立てて買ってみて、仮説と現実のギャップを分析しているような感じですね。使えないものなら、我慢してまで執着せずに、売るなり人にあげるなりして次のものを探します。
うちの母は、ぼくのおさがりでChromebookももってるしiPhoneも持ってるというアイテムだけ現代風な母になっています笑。今回のぼくの経験をもとに、少しでもイヤホン選びや問題解決のヒントになれば幸いです。
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