最高に美しい! KEYコーヒー 「クリスタルドリッパー」の特徴と使い方

最高に美しい! KEYコーヒー 「クリスタルドリッパー」の特徴と使い方

クリスタルドリッパー

僕はほぼ毎日2回はコーヒーをハンドドリップしています。

昼に普通のコーヒー、夜はカフェインレス。美味しい淹れ方と焙煎を研究するためであり、正直飲むのはついでといった感じです。本末転倒ですね。そんな僕の一番のお気に入りのドリップ器具が、KEYコーヒーのクリスタルドリッパーです。そんな僕の相棒のことを今回は紹介したいと思っています。

クリスタルドリッパーってどんなドリッパー?

クリスタルドリッパー

クリスタルドリッパーがどんなドリッパーかといえば、ひとことで言うと超美しいドリッパーです。

美しいです!

マジで美しいです!

ごめんなさいそれだけじゃないです。

ダイヤカットの頂点でペーパーを支えて均一な抽出を

クリスタルドリッパー

クリスタルドリッパーはドリッパー内側にダイヤカットの凹凸があります。この凹凸の役割は、”ペーパーを点で支えること”。そうすることで、お湯を落としたときに、粉に均一に広がりやすくなり、味を均一に出せるのだとか。僕も仕組みはよくわかっていないのですが、下までリブが真っすぐ伸びているもの(例えばHARIOのV60)に比べると、ドリッパー内で一瞬お湯をホールドしてくれている感覚があるような気がします。実際、味はバランス良く抽出され、いやな苦味やえぐみが出る、といったようなことは少なくなります。

円錐底部の穴が小さく、ホールド感がある

小さな一つ穴
小さな一つ穴。リブが最後まで無く真円ですが、ダイヤの頂点でペーパーが浮いているので、お湯が詰まったりはしません。

円錐ドリッパーは底部に大きな一つ穴ドリッパーが設けてありますが、クリスタルドリッパーは他の円錐より少し穴が小さくできています。このためなのか、比較的ゆっくり抽出されて、バランスの良い味わいに一役かっているのではないかと思っています。抽出スピードがちょうどよく、苦味の少ない丸い味に仕上がる傾向にあるかと思いますが、苦味が少ない分酸味が強く感じられるようになります。

ポリカーボネート製で耐熱、頑丈

本体はプラスチックに見えますが、ポリカーボネートでできています。警察機動隊がシールドに使ったりする素材です。特徴としては頑丈で、耐熱性も優れています。とはいえ大抵のプラスチックドリッパーも耐熱性があるので気にするほどではありませんが、使っているうちに白いひび割れができてくる、みたいなことは普通のプラスチックよりは少ないのでは。

それに見た目が同じ透明でも、少し深みがある透明でいいですね。ふところに淹れておけば、銃弾を防いでくれるかもしれません。ちょうど真ん中の穴に銃弾が通らなければね。

僕がなぜクリスタルドリッパーを使うのか

先にも話したとおり、僕は一番のお気に入りとしてクリスタルドリッパーを使っていますが、なぜなのか。

雑味の抽出が少なく、酸味、甘みを引き出せる

「酸味かぁ…」て思ったあなた、逃げないで!上質な酸味は美味しいんですから!

味の抽出が均一でゆっくり落ちるクリスタルドリッパーは、雑味やえぐみを抑えられる傾向があります。なので相対的に、酸味や甘味を感じやすくなるというわけです。多分。浅煎りのサードウェーブコーヒーを研究する僕にとっては、かなり使いやすいドリッパーであるというわけです。

ホールド感があり、丸みのある味が出せる

クリスタルドリッパーの一つ穴は小さいので、適度なスピードでコーヒーが落ちていきます。

お湯が上に一定量溜まって落ちるまでは、簡易的に「浸漬」状態になるのです。ドリップといえばプアオーバー(透過式)なのですが、ドリッパー内で短時間の間イマージョン(浸漬式)状態に近くなるのです。すると、ちょうどドリップ(透過式)とサイフォン(浸漬式)の間のような、程よく丸みのある味が出せます。ギターでいうと、アンプ直で出した音が透過式、コンプレッサーを挟んだ音が浸漬式です()

何より見た目がかっこいい

これも大事なことです。ハンドドリップしている間って、集中力とかどんな味に仕上げたくてやってるとか、要するに愛が物を言うわけです。そこで使っている器具がお気に入りだと、やはり愛が違ってきて、ともなって味も違ってきたりします。それに、なぜか見た目が好きな道具って、自分のスタイルに自然と合っていると思いませんか?ストラトキャスターの見た目が好きだとストラトの出す音が好きだったり。なのでクリスタルドリッパーは、買う前から何となく自分の相棒になる気がしていました。

クリスタルドリッパーはどんな人におすすめ?

浅煎り、中煎りのコーヒーが好きな人

まず深煎りより浅煎りや中煎りが好きな人にはおすすめです。深煎りでもいいのですが、上質なコクと苦味を出すにはうまいこと注油量をコントロールしないとダメな気がします。キリッとした深煎りが好きな人はいいかもしれません。酸味も際立つので、相乗効果で舌に良い刺激を与えます。

単純な濃い味ではなく、適度なボディ感が欲しい人

こういった人も使ってみる価値があると思います。比較的ゆっくり落ちてくれるので、適度な浸漬状態により、雑味を出さずに程よいコクを引き出してくれます。すごくコクがでるってわけではなく、円錐ドリッパーの中でちょうど中間くらいのコクかなと思ってます。

円錐形が欲しいけど、あまり腕に自身がない人

あまり抽出に自身がない、あるいは楽に淹れたい人。結構このクリスタルドリッパーがおすすめです。ぶっちゃけ適当に淹れても味が安定しやすいです。理由はやはり均一な抽出のしやすさと、適度なホールド感ですね。

見た目が気に入った人

買いましょう。

クリスタルドリッパーの美味しい淹れ方はある?

僕はコーヒーの淹れ方は人それぞれであり、「美味しい淹れ方」というものには懐疑的です。しかし、これをやれば美味しくなるんじゃないかな、という個人的におすすめの淹れ方は紹介しておこうと思います。

ペーパーはお湯通しする

お湯通し
上から全体にお湯を流す。気持ち多めにリンスしてあげるといいです。

KEYコーヒーのペーパーフィルターは無漂白タイプ(茶色)なので、木の香り(パルプ臭)が少し強めです。問題ない範囲ですが、粉を入れる前にお湯通し(リンス)をすることで、コーヒーの香りだけ抽出することができます。あとお湯通しをするほうが、どんなドリッパーでもペーパーの密着度が上がり、抽出スピードが安定する気がするので、個人的にはリンスはおすすめします。

沸騰したお湯でもOK

コーヒーは普通、沸騰してから少し冷ましたお湯を使え、と言われています。しかし、クリスタルドリッパーは個人的には沸騰させたくらいでちょうど味の濃さが出てくるように思えます。特にスーパーでよく売っているKEYコーヒーの豆を使う場合は沸騰したお湯と相性抜群。温度調整のないドリップケトルを持っている人にもちょうどいいかもしれません。

最後に

クリスタルドリッパーは1~4人用のドリッパーとなっており、普通なら複数あるドリッパーのサイズというものが1つしかありません。1人分を入れる場合、人によってはやりづらさを覚えるかもしれません。しかし、少人数分だと味が出ないかと言われると、注ぐスピードさえ変えれば意外と問題なく使えるように思います。ただし、1人分いれるなら200mlくらい淹れるつもりで抽出すると良いでしょう。