スローライフな生活を目指して書き始めた反面、もはやメインになりつつあるコーヒー研究。まあいいんですよ。コーヒーなくして安息などない。僕はコーヒーのプロなのかって?口ばかり達者なトーシローですな。
デロンギのアイコナドリップケトルを使っていた当初は、温度調整機能は無かったので沸かしてから所定の温度まで下がるまで待ってドリップを始めるというスタイルでした。これはこれで風情がありますし、そもそもそんなものだと想っていたのですが、自分でオリジナルブレンドを焙煎するようになったり、イベント等で買ってみた豆を淹れてみたりと、最近様々な種類のコーヒーを淹れるようになってきました。そうなると、一回一回コーヒー豆の焙煎度などに応じて温度調整ができる方が便利だなぁと思い始めたわけです。そこで当初は、プロがよく使うボナヴィータのケトルか、OXXOの温調ケトルの購入を検討していました。
前にもやってみて感じていましたが、中から火が通るぶん青臭さがなくていい!教えてもらったとおり、浅煎りでも全然生焼けになっていないのでしょう。ミディアムロースト未満くらいだと、コーヒー感は薄くて、どちらかというと紅茶のような風味になってきます。僕の出すコーヒーをコーヒーだと思って飲むと驚く人が多くてね、やったぜって感じになるんですけど。
というのも、21年の3月くらいに発売された、HARIO MUGENというドリッパーがあります。発売日に早速買ってから、約9ヶ月使っていますが、これがホントに便利なんですよ。コーヒーメーカー派も、ハンドドリップ派も、エスプレッソ派も1個は持っていて損はないアイテムだと思います。初めはちょっと試してみるべ、くらいの気持ちで買ったこのHARIO MUGENの布教を今回はしていきます。
焙煎したコーヒー豆って冷却しないと余熱で焙煎が進むので、仕上げたあとは風に当てたりして冷やす工程があります。また、焙煎後は薄皮が剥がれて舞ってしまうので、部屋の中が散らかったりします。コーヒークーラーはファンで風を当てながら、同時に薄皮(チャフ)を回収してくれるという優れたアイテムなんですよ。コーヒー豆ショップの中でも、豆を注文してその場で焙煎してくれるようなお店には業務用のクーラーが置いてあったりします。
これから紹介する商品にはすべて、上位互換と呼べるものが存在すると思っています。要するに、予算があるなら違うものにしたほうがいいと思っているアイテムが多いです。とはいえ、僕も自称コーヒーマニア、ましてお店でコーヒー器具を販売していた経験もある一応プロなので、全く使えないものを買ったりはしません。
使い方説明書を見ると、「ペーパーにお湯を注いで濡らしてから使う」と書いてあります。いわゆる「ペーパーをリンスする」ってやつですね。これ、ペーパーのパルプ臭を飛ばすためだろって言って無視していませんか?だとしたらMUGENを使うにあたっては大問題です。
あなたはペーパードリップでコーヒーを淹れるとき、茶色のペーパーフィルターと白色のペーパーフィルターどちらを買いますか?僕はもともと生粋のホワイトペーパー信者でした。「ホワイトは漂白されていて、パルプ特有の匂いが少ないのでコーヒー本来の味を楽しめる。」これが通説というか、よく聞く「美味しいコーヒーの淹れ方」ってやつです。しかし最近になって、「ホワイトの方が良い」のではなく、「ホワイトとブラウンで味が違う」のではないかと感じてきました。
コーヒーの世界に足を踏み入れてしまうと、待っているのは底なし沼です☆味の研究のために少しずつコーヒーアイテムを取り揃え、気がついたら置き場所が足りない、なんてこともしばしばかと。では逆に、どれだけのコーヒー器具があれば、人は幸せなコーヒーライフを送れるのでしょうか。「ドリップコーヒーを淹れる」というテーマにおいて、ミニマリストレベル別に器具の必要数を考えてみました。
ドリッパーの違いによる味の方向性は、淹れ方が違っても基本は変わりません。どんなに淹れ方が変わっても、コーヒー豆とドリッパーが同じ場合、やはり味の共通点は出てきます。なのでMUGENを使って4:6メソッドを用いたとしても、やはりMUGENらしい味わいは出てきます。そこを利用して、ドリッパーの種類と抽出メソッドの組み合わせで自分の好きな味を再現しよう、というわけです。
ある日、ふとこんな考えが浮かんできました。「オリジナルブレンド作りてえなぁ…」そう、やはり自称コーヒー研究家としては、今までの知識をもとに、最高に自分好みのブレンドを作り上げてこそ集大成と言えるでしょう。そこで購入したのが、ライソン「RT-01」ホームロースターです。